昔から、人と真面目な会話をしていて、自分の話がひとしきり終わってから突如、
「と言うお話だったとさ」
だとか
「なんちゃってね」
だとか、余計な一言をつけて、マジメに聞いていた者の意気を削ぐ奴がいる。
そういう輩は得てして、自分の話しに照れを感じており、最後に自分のキャラを保つためにおちゃらけてみせるのだろうが、聞いている方としては全くもって寒い。
まぁ、その最後に付与する一言が、使い古されているというのも寒く感じる一因であろう。
そこで、新たなる「文末アクセサリー」(私の造語)をふと発見したので、例を挙げながら幾つか紹介してみよう。
- パターン:1
- 暑苦しさが嫌いな方にオススメの文末アクセサリー
努力や友情などの、自分頑張ってますというのが苦手な人は最近多い。
スポ根漫画は今や昔、今では『普段は昼行灯だが、いざとなった時、隠していた実力で相手に圧倒的大差をつけて勝つ』なんてのも普通となってしまったのである。
そんな今では、努力なんてのは暑苦しくてやっていられないし、やっているところは徹底的に隠さねばならない。
何事もクールに、スムーズに運ばねば、女の子は出来る奴とは見てくれないのだ。
- 使用例:1
俺達3年生にとっては最後の夏!
来年にはバラバラになっちまうけど
今年こそ皆で甲子園に行こうぜ! (金の力で)
- 使用例:2
ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン (金の力で)
- 使用例:3
おばあちゃんに席を譲ってあげました (金の力で)
- 使用例:4
【出演】
木村拓哉
松嶋奈々子
哀川翔 (友情出演)
白竜 (友情出演)
小泉孝太郎 (金の力で)
文章の最後に(金の力で)と付けるスレ
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1099044550/
- パターン:2
- 真面目に怖い話が出来ない方にオススメの文末アクセサリー
クラスや友達の間ではお笑い担当。
いつもギャグを言ったり、人を驚かしてその場を明るくすることに尽力するタイプがいる。
そんなタイプの人は、その場の会話の流れを任され、合コンでは人気者。
しかし、真面目なホラー話大会になると、話題の豊富さから男も引いてしまうような、怖い話をしてしまったりもする。
そんな『怖い話をする時、どうやってさらっと落とせるか』悩んでいる方にお勧めの方法。
使用例:1
おかしい…片付けたはずの赤いクレヨンがまた廊下に落ちている…
恐くなった夫婦二人はいつもクレヨンが落ちている場所の周囲を調べてみることにした。
あらためて廊下を調べた二人は奇妙なことに気づく。
この家は間取りがおかしいのだ。
家の図面を見てみても、外から見た感じでも、この家には本来ならばもう一部屋あるはず。
その部屋があるべき場所というのが、例のクレヨンが落ちている廊下のすぐ前なのだ。
二人が問題の場所の壁を叩くと、そこだけあきらかに周囲と音が違う。
夫が壁紙を剥がしてみると、そこには念入りに釘で打ちつけられた引き戸が隠されていた。
彼は釘を全て引きぬくと引き戸を開き、閉ざされた部屋の中へと足を踏み入れる。
するとそこはガランとしたなにもない部屋。
そして、その部屋の真っ白な壁は、
赤いクレヨンで書き殴られたこんな文字でびっしりと埋め尽くされていた。
「おかあさんごめんなさいだしておかあさんおかあさんおかあさんおかあさんおかあさん・・・」
夫は息を呑み…そして叫んだ。
「気をつけろっ!この家はスタンドで攻撃されている!!」
使用例:2
100階建ホテルが運悪く停電。エレベーターも停止した状態。
最上階に宿泊する彼らは、怪談話で気を紛らわせながら階段を登る。
5階・・・
10階・・・
20階・・・
50階・・・
襲いかかる疲労に耐え、怪談話と同じ数だけ階数も増えていく。
70階・・・
80階・・・
90階・・・・・・・・・99階。
怪談話も階数もあと1つ。
すると最後の1人がこうつぶやいた。
気をつけろ!スタンド攻撃だ!
怖い話の最後に「気をつけろ!スタンド攻撃だ!」
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1099749402/
如何だろうか?
かなり応用が利きそうな上、使えばその場の全員が、吉本新喜劇ばりのズッコケを見せてくれること請け合いである。
これをきっかけに、私は『文末アクセサリー』(私の造語)発展のため、自分でも考え出していきたいと思うところである。